思ってもないことを書きまくるブロガーたち
ブログを書いている人たち、特に有名ブロガーと呼ばれる人たちはどこか思想や意見が偏っているなあと思ったことってありませんか?炎上とまではいかなくても、なんか3日に1回くらいは賛否両論を巻き起こしているような感覚がありますよね。
で、その一般の感覚と微妙な距離に位置しているブロガー達の評論とかいろいろ読んでいると「この人絶対こんなこと思ってないな」と感じる文章が結構あるんですよ。はてなブログのブロガーのキャラ付けなんてそんなの前提として読んでるよって方が大多数だと思うんですが、そもそもなんでそんなことになってるのだろうかと。
まず、毎日たくさんの人が見に来てくれる人気ブログで100%自分の思っていることをそのまま書いたらどうなるかなということですけど、これまず間違いなく炎上します。例えば、世の中には本音と建前があり、人々は建前をうまく使えない人間に対して攻撃をする習性があります。考えてみてください、自分が現実世界で本音で話せる人がどれだけいるでしょうか。家族と親友くらいですかね。それにしたって100%ありのままをさらけ出しているということはまずないでしょう。
だから、普段生活している中でセンセーショナルな考えや意見に出会うことは多くないわけです。みんなが建前をもって表面を削って滑らかにして人と接しているから。この時点でブロガーも建前で文章書いてるんだなということになりますが、まあそれは当たり前のことですしブログに限ったことではありません。
ここまではいいとして、じゃあなんで高名なブロガーたちはいつもいつも一定数の人たちに批判されるようなことを書くんだろうという話。結論から言えば「それを求められているから」ということになります。人々は自分と違う意見に大きな関心を持ちますし、自分が間違っていないかどうかを常に確かめたがっています。さらに、自身を正当化するために自分と異なる意見は否定したくなってしまうということもあります。扇動的な記事にはついついコメントしたくなってしまいますよね。
それを踏まえて、わざと誇張したり煽動的な表現を使って思ってもないセンセーショナルな記事を書いて、人々の注目を集めようと画策することになるわけですが、別にこれは悪いことではありません。建前だけの記事なんて需要がないですし誰も読みません。いつの時代も注目を集めるのは人と違ったもの持っている人たちです。時にはそれらの記事に腹を立てたり、傷つけられたりすることもあるかもしれません。でも、世間がそれを望んでいるのです。争いを望んでいるのです。クリーク!クリーク!
というわけで、もしあなたが人気者になりたいなら道化になることをおすすめします。わざとおかしな言動をして周囲を楽しませてあげましょう。たちまち読者が急増すること間違いなしです。ちなみに、もしこれを現実世界でやると怒られるか無視されるか頭のおかしい人と思われるだけなので注意してください。道化を演じるならネットの中だけにしておきましょう。
はてブ数が500を超える記事を書くと何が起こるか
色々な幸運も重なって、先日書いた記事で読者の方から多くのはてなブックマークをいただくことができました。正直に言えば当初からある程度のブックマーク数は期待していたのですが、ここまで伸びることになるとは予想していませんでした。読んでいただいた皆さんに大感謝です。
今回は、ブログの記事が一定以上バズった時に、どのようなことが起こるのかを自分の後学のためにもまとめておきたいと思います。
はてなブックマーク公式ページのホッテントリに表示される
これははてな民なら誰でもご存知かとは思いますが、一つの記事が一定以上のはてなブックマークを獲得すると、まずはカテゴリ別の人気エントリーの欄に該当記事が表示され、その後さらにはてブ数を増やすことができれば、総合欄やトップページなどに掲載されることになります。
具体的な数値としては、今回の場合新着記事入りがはてブ数5、カテゴリ別人気エントリ(テクノロジー)入りがはてブ数7、人気エントリー総合に掲載された時ははてブ数60程度でした。
これらは様々な要因によって毎回変動するので、あくまで参考程度ではありますがカテゴリ別で上位表示されていれば総合欄にも表示されてくるものと思われます。
こちらが記事を公開した翌日のアクセス数。確認した限りでは前日23時ごろにはてなブックマークの総合欄に表示され、その後15時くらいまで上位に掲載されていました。ピークの9時ごろには500以上のユニークアクセスを獲得しています。
はてなブログの人気記事に掲載される
こちらも総合エントリー入りの段階で既に掲載されていました。
はてなブックマーク本体との違いは、はてなブログの記事のみが掲載されるという点。アクセスの流入数ははてブの5分の1程度でした。トップページに表示されている時間が短かったので、その辺が影響しているかもしれません。
ちなみに、はてなブログの人気エントリーの掲載基準はよくわかりませんでした。初めて掲載されたのははてブの総合エントリー入りのタイミングだと思うのですが、常に上位に表示されていたわけではなく、下の方に行ってまた戻ってくるなど、かなり不規則な動きをしているようにも見えました。
はてブのホッテントリもそうですが、どちらにしても公開から(最初のはてブから)の時間が短い方が優先して表示される傾向があるようです。
Twitterでも拡散される
はてブ数が50を超えて総合エントリー入りすると、はてなブックマークの公式アカウントで紹介されます。
何を隠そうこの公式アカウント、フォロワー数が10万人を超えています。そのため、ホッテントリに入ればTwitter経由でのアクセスも多数獲得することができますし、リツイートやお気に入りなどでさらなるソーシャルバズも期待できます。
それ以外にもはてブの人気記事を自動でツイートするBOTがたくさんあったりするので単純なツイート数だけでいえばはてブ数に比例してどんどん伸びていくことになります。
「わくプロ」の出版社の人からお礼が来た
すごいスピードで増えていくツイートの数を眺めていると、「小学生からはじめるわくわくプログラミング」出版社の日経BPの編集者の方からこんなツイートが。
「ゼロからプログラミングを始める初心者のためのおすすめ入門書5冊 - 空が青色だから手をつなごう」『小学生からはじめるわくわくプログラミング』を推薦いただきました!感謝です。 #wakupro http://t.co/2MyAhIA5Iw
— a_taj (@a_taj) 2015, 5月 11
こちらこそ素晴らしい本を出版していただき感謝しています。
すぐにGoogleで上位表示された
ソーシャルバズで公開直後から多くのアクセスや被リンクを集めれば、Googleからの評価も当然上がります。今回の記事では、書いた次の日にはプログラミング関連の複数の検索ワードで上位表示が確認できました。
ソーシャル経由での短期的なアクセスを集めれば、結果的に検索エンジンからの長期的なアクセスにつなげることができます。鮮度が命の時事ネタなどであれば別ですが、基本的に安定したアクセスを稼ごうと思えば検索エンジンに評価されなければ意味がないので、こちらは嬉しい結果となりました。
以前運営していたサイトでは検索エンジン経由でのアクセスがほとんどだったため、今回のことはとてもいい経験になりました。ただ、最終的にバズるかどうかはやはり運の要素が大きい部分もあります。狙った記事が必ずしもソーシャルメディアで拡散されるとは限りませんが、質の良い記事を書き続けていればいつか必ず評価されるはずですから、地道に記事を書き続けるのがソーシャルバズへの一番の近道だと思います。という感じでしょうか。
最後になりましたが、今回私の記事をブックマークやツイートなどでシェアしていただいた方、コメントしていただいた方、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。