疲れた時はジュースでも飲みましょう
人間生きていれば大変なことがたくさんある。いっぱい疲れる。いっぱい苦労する。で、そういうときは休んで遊んで忘れたいなといつも考える。
でも現実ってそんなに簡単じゃない。「満身創痍のあなたに自分にさらなる試練が!」なんてことは日常茶飯事。まさに泣きっ面に蜂。
しかもうまくいってないときや悩んでいるときに限って重要な判断を迫られたりする。自分の人生にとって大きな分岐点になるような。「今は正常な判断ができないので少し待ってください」と言いたくなる。そんな日だった。
寝た。起きた。起きたら冷蔵庫を開けて紙パックのジュースを取り出して座って飲んだ。甘かった。その甘さになんか救われたような気がした。単純な奴だった。でも現実は甘くないので別に変わることはなかった。いつもの日常だった。
それから毎日ジュースを飲むようになった。毎日甘かった。しばらくしたら現実も少し甘くなったような気がした。気のせいだったかもしれない。でももう少しだけ頑張ろうと思った。